僕が移住を考え始めたきっかけ

昔から「石橋を叩いて渡る」という言葉が似合う人間だった。

心配性で、何をやるにも細かい確認をするため、行動までが遅かった。

典型的なA型と言われる性格。

そんな僕がなぜ移住を考え、実現させたのか。

それを書いて行きたいと思う。

3年以上前になるが、僕は東京に行きたくないという理由で会社を辞めた。

今まで京都で生まれ、兵庫で育ち、それ以外の所には殆ど行ったことが無く、関西から離れる勇気が持てなかった。

その時までに東京に行ったのは中学生になるまでに行った2回のみ。

海外はマレーシアとタイの2回だったので東京と海外の回数が同じ。

心理的には東京と外国はあまり変わらなかった。

実家を含め親戚の殆どが関西に住んでいる。

友人も関西ばかりで、遠くても広島。

関東に行けば皆に会えなくなるという恐怖に苛まれ、足が進まない。

親はまだ若いにも関わらず、長男だから近くに居なければいけないと言い聞かせる。

地元を離れる事が寂しくて行く気がしなかったのだ。

結局、転職先は関西のベンチャー企業。

結局、地元に腰を落ち着けることになった。

東京に行きたくない、ましてや日本から出るとはこの時は全く考えていない。

ずっと持っていた目標「関西の大手企業に就職すること」

臆病な性格ながらも、というよりも臆病な性格だからこそ

「大手企業」というブランドに憧れていた。

大手 = 安定、安心

留年という事がキッカケで行けなかった事もコンプレックスとしてあって

最終的に「大手企業」に入ることで自分の「留年」という事実が癒えると信じていた。

大手に入る。その為に

実力を磨き、欲しいと思われる人材になろう

と心に決めた。

それが最短出世術につながっていく。

転職してから1年ほど経って、どうしても拭えない「不安」があった。

・給料が上がらない現実

・政治とカネの問題

・下がる平均年収

この3つのポイントがずっと頭から離れない。

恥ずかしながらその時まで、35歳くらいになれば月に50万くらい給料が貰える。

と思い込んでいた。

ボーナスというものの仕組みを知らず、単純にどこからともなく出てきた年収600万を12で割った結果だった。

実際の所35歳では月に35万貰っていれば、良い方という事を知り

更に言えば、ベンチャー企業にいる自分にとって、そこまで辿り着くのは厳しいという事もわかった。

ベンチャー企業から大手企業への転職を考えていたのだけれども、

よくよく考えてみれば、ベンチャーよりも大手のほうが顕著に問題を抱えているのではないかと思うようになった。

ニュースで流れるのは全体の傾向。

全体の傾向というのは基本的に大手企業の調査が主になる。(わざわざ小さなベンチャー企業に調査は来ない)

心配性の僕は、入ってもいない大手企業の心配をし始めた。

それまで大手に入れば「給料の心配は必要なくなる安定な生活」が出来ると思っていたのに

考えれば考えるほど、良くない方向に考えが進んでいく。

仮に必要な人材になれたとして、大手企業に入社の時には満足な給料を貰ったとする。

でも、それから全く給料が上がらなくなったとしたらどうだろうか。

時代の流れをもろに受ける大手企業なら尚更可能性は高い。

年金はどうだろうか。負担額はどう考えても増える。

しかも、今の時点で払える金額が少なくなってきているのに、40年も経った時に貰えるのだろうか?

給料が上がらないまま負担が増える = 給料が減る

のと同じになる。

年金以外はどうだろうか。例えば税金。

税金の事はよくわからないが、天引きされる金額は増えている気がする。

政治を見ていると、お金が足りないと言う。でも、明るみになるのはいつも「国民の為でない使い方」

許すことは出来ないが、「保身」という事に焦点を置けば、人として普通の動き方をしている。

例えば、会社として政治家を考えた時、何があっても絶対に潰れない会社で自分より上司が300人いたとして

上司に気に入られた人がトップになって、会社で出世し、収入が上がると考えた時に

顧客と上司とどちらにお金を使うだろうか。

それでも、誠実にやる人もいる。ただ、それが上司にとって不都合だった場合

誠実にやっている人間はトップになることは無く、影響力がないまま会社を続けることになる。

影響力のない政治家は居ないのと同じなので、真面目にやる人ほど報われず辞めていくだろう。

そうなると、やはりこの体質の改善は考えにくい。

どんなに良い言葉を並べた所で見なくてはいけないのは現実。

この数年、よくも悪くもトップの人の名前以外、負担額がじわりと上がった以外、何も変わっていない。

もう一つの衝撃的な事実。

平均年収が下がっているということ。

給料が上がっていないということは感じていたが

単純に上がっていないなら、平均年収は下がらないはず。

ところが事実下がっている。

なぜか?

バブルの時に上がった給料水準の人たちが退職をしているから。

つまり、今の平均年収は50歳以上の人で支えられている数字。

多少の上下はするかもしれない。

ただ、どう考えても水準は下がる。

そして、税金や年金で引かれる事を考えれば

20年前の平均年収400万と今の平均年収400万は意味が違う。

そうして、たどり着いた結論。時代の流れに大きく影響されるのは大手企業。

良く考えれば今の時代はベンチャー企業の方が融通が効いて、時代の影響を受けにくい。

大手に就職する事は自らその流れに飛び込んでいくということに等しいと気づいた。

ということは、大手への就職ではなく、別の道を探さなくては行けない。

そう考えた。

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