「そんなの考え出したらキリが無い」
「知らないし分からない」
という様な事は沢山あるのだけれど
ふと、一つの記事に対しての色々な意見を読んでみて
思う所があり、思考を張り巡らせてみようと思った。
カップラーメンは有害であるという事
アメリカの研究チームが
カップラーメンが有害である事を発表した。
カップラーメンが体に
良いか悪いかと言えば「悪い」と知っている人は多いだろう。
基本的に人工的に作られたものは体に悪い。
体に悪いと知っていても食べる人は食べる。
食べない人は発表される前から食べていないと思うし
今回の発表で食べなくなる人も居るだろう。
それらは人の考え方なので
どう捉えても良いと思う。
しかしこの時、本当に体に良い物だけを食べようと思ったら
考え始めると「キリが無い」となってしまいそうになる。
あれもダメ、これもダメとなって
どこまで考えたら良いか分からないくらいダメなものがあるから。
ここで考えるのを辞めてしまう人も多いのだけれど
考えるのを辞めないといずれ一つの答えにたどり着く。
世の中に出回っている殆どのものは体に良くない
体に与える影響に大小あるにせよ
世の中に出回っている食べ物の多くは体に良くない。
体にとって良いものだけしか食べないとすると
それこそ99.9%の食べ物は食べられない。
考えてもキリが無いと感じるのはこのため。
栄養素が偏るとかも実はあまり関係がなくて
「体に良いもの」だけ食べるのであれば
毎日同じモノを食べていても人は生きていける。
ただ、食べ物が多様化した今
制限をすればストレスになったりしてしまうので
現実的には相当意思の強い人か、健康への意識が高い人でないと
この食生活は出来ないと思う。
ここで大切なのは「食べ物」の事ではなくて
この答えにたどり着くまで「考える事」だと
僕は思っていて、
世の中の食べ物の殆どが体に悪いと知っていれば
その上で、自分の意思で選択していく事が出来る。
知らなくても選択していく事にはなるのだけれど
その選択の意味が変わってくる。
どこまで「選択して」
どこまで「選択させられた」
のかその割合が違う。
もし、今まで食べ物の事を考えた事が無かったとして
このニュースによって「カップラーメンを食べない」となった場合は
100%「選択させられている」し
カップラーメンに入っているものがどういうもので
体にどれだけ悪いものか知った上で「食べる」なら
この情報は関係なく
100%「選択した」
という事になる。
この様に自分の意思を持って
選択してきたか
選択していけるか
この鍵は「自分でどれだけ考えたか」が握っていて
人生を選択して
自分らしく生きていこうと思えば「考える事」は
辞めないほうが良いと思う。