システムエンジニアであれば持っていて当たり前とされる
「基本情報技術者」
この基本情報技術者という資格はITという業界に興味のない人からすると
「知らない。」
というレベル。
「国家資格の・・・」とでも言わなければまず、何も伝わらない。
そもそも、その資格を持っていることで運転免許の様に「何かが出来る」訳ではないから
余計に伝わらない。
その資格がその人にとってどんなメリットがあるのか分からないのである。
「システムエンジニア」という肩書きで
既に相手は「パソコンに詳しい」思っているので
「基本情報技術者」を持っていてもいなくても評価は変わらない。
ここは非常に重要なポイントで
技術関連の資格は一般の人にとっては「あっても無くても対して違いがない」。
エンジニアでない人たちはエンジニアの人を
「基本情報技術者」を持っているかどうかでは判断せず
「パソコンやシステムが出来るのか」という事で判断する。
これは「基本情報技術者」だけではなくすべての情報系の資格に言える。
会話の一例を書くと(これは僕が実際に会話した内容である)
相手:「何の仕事をされているんですか?」
僕:「システムエンジニアです。」
相手:「それじゃ、パソコン詳しいんですね。」
僕:「普通の方に比べれば詳しい方ですね。一応、基本情報技術者という資格を持っています。」
相手:「へぇ。。。なんだか凄いですね。知り合いにエンジニアの人が沢山いるのでパソコンに困った時は安心ですね。」
ここで、この相手は「知り合いのエンジニア」と僕を同じ扱いにしている。
つまり「基本情報技術者」というものに「価値」を感じておらず、何も反応していないのが分かる。
さて、相手は違うがもう一つのパターン、
相手は人脈が広く、その中に間違いなくエンジニアはいる。
相手:「何の仕事をされているんですか?」
僕:「システムエンジニアです。」
相手:「それじゃ、パソコン詳しいんですね。」
僕:「普通の方に比べれば詳しい方ですね。よく友人にパソコン買ったから設定してとか言われます。」
相手:「そうなんですか!今度パソコン買おうと思っているので、その時設定してもらってもいいですか?」
この後、相手の家に行ってパソコンの設定をする事になるのだが
「基本情報技術者」
と言うよりも
「パソコンの設定が出来る」
と言ったほうが食いつきがいい事が分かった。
※この辺りは「エンジニアの収入UP術」で詳しく書くので、ここでは事実だけ知ってほしい。
基本情報技術者を半年かけて取得したのだとしたら、
その間にパソコンの設定を月に1台ずつでもしていた方が
相手にとっては有益と思ってもらえることは
頭に置いておくべき事実。
それでも取得するメリットはあるのだろうか。
カテゴリで結果は伝えているものの、メリットが無いわけではないので
次回に書いていこうと思う。