関西で起業するという事はやはりあきらめられない。
一人では無理なら、複数で立ち上げれば良いのではないか。
そう考え、人脈を広げた。
その時に出会った一人。
出会った時から徐々に仲良くなっていき、1年ぐらいの付き合いをした位に
会社を立ち上げ、社長になった。
月に1度の情報交換をしていたが
僕からは基本的にエンジニアに関わる話。
向こうには会社の経営の話。
お互い知らない世界なので濃い中身の話が多かった。
そこから
日本で会社を持つということで抱えるリスクを知ることが出来た。
1つ目は
初期投資額が大きい事。
日本のものは全てコストが高い。
会社のビルを借りたら軽く数百万単位でお金が飛ぶ。
2つ目は
税金が50%近いという事。
どんなに利益を上げたとしても、税金で半分持っていかれてしまう。
コレではとてもじゃないが、利益を出したいと思わない。
結局
利益はなるべくモノに変えて、経費として使う事になる。
来年事業を大きく展開するために、お金を残す様な事は難しい。
この税金についてはかなりややこしく、一番気をつかう所になる。
税金に関してはかなりイロイロとある事もわかった。
3つ目は
今でも徐々に税金が上がっていっているという事。
僅か0.何%でも会社にとっては大きな出費になる。
今日までは黒字でも税制の変化で明日から赤字になるかもしれない。
4つ目は
失敗は1度だけ。
初期投資額が大きく、借金スタートであれば、失敗すれば全てが無になる上
破産とすれば、あらゆる審査が厳しくなる。
失敗したら多くを失い、復活する機会すらも失うことになる。
これらを知り
日本で会社をやる事は大変厳しい状況である事がわかった。
万が一自分の会社に地震が直撃したら。。。
日本で会社を持つことは自分としては選択できなくなった。