海外で教育する事で
「日本人としての大切なモノが失われる」
「日本人のアイデンティティがなくなる」
と言われます。
ただ、いつも思うのです。
「その
日本人のアイデンティティ
日本人として大切なモノ
って何?」
と。
もっともらしい
理由に聞こえるのですが
「英語が話せない」
と比べればはるかに抽象的です。
「日本人として大切なもの」
は確かにあると思いますが
それを理由にしている人で
「日本人として大切なもの」
を具体的に上げていけている人は
ものすごく少ないと感じます。
具体的にいくつか出てきたモノでも
「海外でそれは出来ないんですか?」
という様な内容が多かったり。
どこかで書きましたが
日本の文化を教えるのは
親の役目です。
いただきます
お箸の持ち方
友だちとの接し方
これらは学校で触りは
教えてもらったかもしれませんが
きちんと
身につけれたのは
親の努力があってこそだったと思います。
そして最近思うのは
親が
「日本人として育って欲しい」
という気持ちを持って育てている限り
世界の何処にいても
子どもは日本人として育つと思います。
人として何が大切なのか。
という事は
世界で一番一緒にいる日本人
つまり
親から子どもは見て学ぶからです。
幼稚園の時
小学校の時
曖昧な記憶が多いですが
一番覚えているのは親の姿です。
そう考えるとやはり
「日本人として育つかどうかは親の気持ち次第」
と思います。
これを踏まえた上で
日本人に考えてほしいことは
「子どもには日本人の典型として育って欲しい」
のか
「子どもには将来幸せになれる様に育って欲しい」
のか
という事です。
「日本人の典型」をイメージして
今の時代、その人が生きている所を想像してください。
その人は果たして幸せそうでしょうか?
「日本人として大切なモノ」
はその先の答えとしてあるのではないかと
僕は考えています。
いただきますの精神
感謝する心
何処に住んでいたとしても
日本人として大切なモノ
それぞれが考えて
伝えていく事が重要なのです。