昨日の結婚式の３次会で
後輩の人生相談を受けました。
どうやら、２留が確定したようで
次の目処もたっていないとの事。
誰も怒ってくれる人がいないから
怒ってやってください。
と言われたのですが。
学歴が必要なのはどこかの会社に入る時くらい
高卒？大卒？
というのが必要になるのは
学生から社会人になる瞬間だけです。
社会人になってしまった後は
今までの経験や能力で判断されます。
僕自身、留年したので
大学卒業は他の人より１年遅く
また、余り良いイメージは持たれないので
一番最初の就職は非常に厳しいものでした。
何とか引っかかった所で就職することが
出来たという感じです。
しかし、１年も経たないうちに
リーマン・ショックに合い
会社の部署は仕事が激減、大阪で仕事をしていたのですが
「東京に行ってコンビニでバイトしなさい」
と言われたのをキッカケに退職。
この時の転職をしようとした時に
会社の面接担当の人は
殆どの人は学歴を見ませんでした。
見られたのはそれまでの経験と実力。
社会人経験、約１年という部分の評価で
そこでもそれなりに修羅場を抜けたのですが
そこまで評価は高くありませんでした。
そこでは運良く
給料が安くて少し経験のある人材
を探している会社があり
そこに入る事になりました。
この時、一つ学んだことは
「社会に出たら学歴は全く関係ない。必要な事は実力だけ」
という事でした。
本物の実力をつければ年齢も学歴も関係なし
新人の時の経験を元に
留年した１年を取り戻し、越えるという事を目標にして
ひたすら学び、仕事をしていきました。
１年経ち、システム開発部のトップに
会社ではITに詳しい人間は上にいなかったため
最高技術責任者と同じ状態でした。
そこから２年で壊滅しかけていた
システム開発部を０ベースから創りあげて
最高のチームにしました。
その間に読んだ本は数百冊、
管理したWebサイトも２００サイト以上
作ったシステムも１０以上。
まとめたプロジェクトも何十プロジェクト。
仕事に使ったノートは３０冊以上でした。
当時２７歳。
ここまでの実績は
自分にとっても自信になりましたし
実際、実力はかなりついていました。
そこで
この状態で転職したらどうなるのか？
という事をやってみました。
実際に、企業を受けませんでしたが
興味を持った企業は５０以上
オファーがあちこちからやって来ました。
誰も留年した事は見ていません。
僕が今までやって来た実績を見てオファーをしているのです。
留年しようが、浪人しようが、学歴がどうであれ
仕事が出来るなら関係ないわけです。
結局、この後海外でのもっと大きな仕事が来たので
どの会社に属することもありませんでしたが
おそらく、今転職を考えていると言えば
同じ結果以上になると思います。
必要なのは社会で実績を残すという事
これからの人生、個人の時代になります。
その時に必要なのは個人としての実力。
実力はどうやって付けるか？
それは社会に価値を提供する事です。
僕の様にWebの世界でも
何かの創作でもいいですが
何かを生み出さなければ
何も価値が生まれません。
学ぶのではなく提供する。
会社の看板で無く、
自分の力としてこれが出来るかどうか
という事がとても大切なのです。
これが出来るなら
今、どこにいようが関係ありません。
学生であっても社会人であっても価値が提供できるならば
何も関係ないのです。
大切なのは何処に所属しているかではなく
自分に何ができるのかという事。
今、自分に何が出来るのか、
今やっている事を続けていくと
自分は何が出来るようになるのか
それを毎日考えて生活すれば
今がどうであれ、道を間違える事はありません。
