僕がマネジメントでモチベーションを意識したルーツは
遡ると高校時代にありました。
高校3年生の文化祭。無難な案を通して、あとは準備にかかるだけでした。
無難に終わると思った文化祭。
一本の電話で大きな変化を迎えました。
▼午前1:00に掛かって来た1本の電話
文化祭の準備の為、
遅くまで起きていた僕の所に1本の電話が掛かって来た。
午前1時。
当時は通話無料なんてものも無かったので
この時間に掛かってくるのはよっぽどの用事。
電話に出ると同じクラスの山本くん(仮名)からだった。
▼どうしてもやりたい
「夜遅くにごめんな」
と山本くん。
「どうしたの?」と事情を聞く。
すると
「どうしても、お化け屋敷がやりたい。」
と山本くん。
お化け屋敷。。。学校のルール上、
怪我をする恐れがあるからゼッタイに駄目だと先生に言われていた出し物。
山本くんはそのあとも10分、20分と思いを語った。
「高校生最後だから思い出に残るものにしたい。俺も先生に頼むから。」
と山本くん。これで断ったら男じゃない。
「分かった。明日、先生に頼みに行こう。」
と言って、電話を切った。
▼お化け屋敷を先生に頼みに行く
次の日、職員室へ先生に頼みに行った。
「お化け屋敷をやらせてください。」
先生はあっけに取られて
「駄目だといっただろう?」
今年最後の事、怪我がゼッタイに無いようにする事。
を必死に伝えた。
「君たちだけ例外を認めるわけには行かない。
君たちは最後だけど、文化祭は来年もある。」
と言われた。
でも、僕と山本くんは納得が行かない。
怪我をしたら困るからやらないのはわかるけど、それはダンスをしても同じ。
お化け屋敷は足元が暗くて怪我をしやすいと言われているけど、何か解決策はあるんじゃないか?
と考えたのだ。そこで、先生に
「どうやったら、許可してもらえますか?」
と聞いた。流石に困った様子で先生も悩んだが、丁度その時にチャイムが鳴った。
ここぞとばかりに
「チャイムが鳴ったから教室に帰りなさい。」
と言われ、僕らは職員室を後にすることになった。
▼あきらめずにもう一度
ちゃんとした回答を貰えなかったので、次は放課後、先生を2人で探す事に。
学校をぐるぐる回って体育館の脇で先生を見つけた。
「先生、お化け屋敷の話ですが。」
これには先生も呆れ顔。
「だから、規則で。。。」
でも僕らは真剣。
「条件付きでいいので、お願いします。」
と二人で頼み込んだ。
粘ること20分。とうとう先生が折れた。
「分かった。じゃあ、暗くしないならいい。
担任の先生に安全上問題が無いかのチェックをしてもらった上でなら許す。」
とうとう許可がでた。暗くしないお化け屋敷はどうすれば良いのか?
というポイントはツッコミどころだったが、コレ以上言って許可を取り消されても嫌なので
言わない事にした。
何とか許可を得ることが出来た。
ここから、出し物の案を提出する事になるのですが
すでに一度通した案を捨てて、一から練り直し。
時間が殆どありませんでした。