もう2年前の事になりますがふと思い出したので
振り返って見たいと思います。
これから財布を買い替えていく人の
何かのキッカケになれば幸いです。
年収は財布の値段の200倍になるという本に出会う
2011年7月。
「年収は財布の値段の200倍になる」
という本を読みました。
それまで使っていたのは
ポール・スミスの財布。
値段にして2万円程
200倍したら年収400万円。
当たらずとも遠からず。
東京も人生で4回程しか行ったことが無いくらい
生まれ育った関西から出たいタイプではなかったし
サラリーマンとして
仕事も結構バリバリとやっていて
土日はしっかり休んでいたので
会社の人と友人以外との出会いは
ほとんど無い状態で代わり映えしない生活。
「財布を変えたら生活も変わったりするのかな?」
ちょうど財布がボロボロになっていた事もあって
これを機会に財布を変えようと思い立ったのが始まりでした。
青い財布との出会い
生まれた時から青色が好きな僕は
財布は青色以外は考えられません。
また
財布の値段 × 200倍 = 年収
という財布の公式を知った本に「長財布が良い」ともあったので
「青い長財布」
で、探し始めたのです。
今までの基準であれば
好きなポール・スミスから財布を探して気に入ったものを購入。
だったのですが
それだと財布の公式からすると変化なしなので
しぶしぶ候補から外しました。
幸か不幸かそのおかげで
自分の枷が外れ、筋金入りの青好きの性格が顔を出し
「絶対に最高に綺麗な青色の財布を見つける」
という目標に変わりました。
腹を括ると人間何でも出来るようで
LOUISVUITTON
PRADA
CHANEL
BVLGARI
等、それまで入った事の無いお店にも特攻して
青い財布を見て回りました。
場違いな所に入った時は
「プレゼントですか?素敵ですね^^」
と(笑)
夜はインターネットで探し周り目星をつけたら
リストにして、休みの日に実物を見に行く。
画面と実物の色は違うので、実物が見れないものは却下。
という事を繰り返したものの
「紺」はあっても「青」がありませんでした。
やはり難しいのかと諦めかけた時に
ふと目に止まった青い財布がありました。
運命を変える青「ミコノス」の財布
全てが美しい青一色。
そして、「H」の形をした金具が一つ。
画面越しでも分かる気品漂う形に美しい青色。
ひと目見た瞬間に「これだ」と思いました。
ブランド名「HERMES」
「電車男」の時に読めなかったのでこの時は読めました(笑)
ブランドの中のブランド。
エルメスは色の名前もこだわっていて
普通にブルーとはしません。
この目を引いた財布の色の名前はミコノス。
ギリシャのエーゲ海に浮かぶミコノス島をイメージした青色で
別名「パーフェクトブルー」
青好きの為の財布である事を確信し
実物を見に行くことにしました。
忘れもしない2011年8月1日
ショーケースに入っているミコノスを見て思いました。
「この財布以外考えられない」と。
今まで見てきた青い財布が
何だったのかと思うくらい綺麗な青色。
完璧な青色でしばらく時間が止まりました。
気持ちは傾くどころか倒れこんでました。
ただし、値段は288,000円。
桁は間違っていません。
288,000円です。
少し考えましたがこの「青」を見て引くことは出来ませんでした。
クレジットカードを出して
「一括で」
そして、
。
。
。
あれ?店員さんが電話機を持って戻ってきたぞ
「カード会社からお電話です。」
「お客様のクレジットカードは与信限度額が30万円でして(略)」
限度額を越えていて買えませんでした(^^;)
「15分待ってください」
と言って店を出て
仕方なく近くの銀行にいって現金をおろして、再来店(笑)
手に入れた時の気持ちは
嬉しいよりも恥ずかしい。。。
出会いもインパクトのあった(自業自得ですが)
この青い財布。
ここから運命が大きく動いていきます。