本当に感動したある日の僕に起こったエピソード
なんか詩っぽくなっていますが、ご了承くださいw
帰りの地下鉄
最後の電車
特に眠いと思わなかったけど
気づいたら降りる駅を5つ過ぎてた
慌てて降りたけど引き返す電車もなく
とりあえず外に出たが何もない駅
0時5分
来た事のない街
今日はもう帰れないかもなぁ
覚悟したその時
ふと目の前に2台のタクシーが
前の方に乗った
「こっちでいいの?」
と運転手さん
はじめは意味が分からなかった
「後ろの方が安いよ」
でも、僕は「はい」と言った
「ありがとう」
運転手さんは言った
少し走って
「お兄さん電車?」
「そうです」
「何分?」
「28分なんです」
アクセルが踏まれた
「ありがとうございます」
「いやいや」
そして見慣れた景色が近づいてきた
時計は12分
「間に合いそうやね」
「ありがとうございます」
「よかったよかった」
無言だけれども穏やかな空気
駅に近づき
「お金払っとく?」
「まだ着いてないですよ?」
「もうすぐメーター上がるし、いいよ」
「・・・ありがとうございます」
結局メーターはそこから2回上がった
「ありがとうございました。助かりました。」
「ありがとうね。またよろしくお願いします。」
駅に着いた時、雲っていた心が晴れ渡った。
ちょっとした心づかいだったかもしれない。
でも、その少しの気持ちが凄く幸せな気分にしてくれた。
僕はそんな心遣いは出来ていただろうか、いやしてなかった。
人に感謝する
思いやりを大事にする
凄く大切な事を改めて教えてもらいました。
忘れてしまわないようにここに記して、何度も思い出したいと思います。
運転手さんありがとう。
名前もわかりませんが、あなたのタクシーに乗れて本当に良かったです。