前回は5分の遅延が悪循環を生むという話をしました。
それでは5分早く仕事が終わるようにした場合どうでしょうか。
5日あれば5分空く。
そういうスケジュールだった場合、こなす程時間が出来ていきます。
もちろん、この5分を有効に使う必要があります。
(じつはココに仕事ができるかの差があります)
有効に活用できたとして
1ヶ月繰り返すと20分空きの成果なのですが
実はこれが30分とか40分になっています。
なぜかと言いますと
5分使って効率を良くする作業をするので
次の日は作業が早くなります。
5分だけでも作業の段取りを考えるだけで5分以上の効果が見込めるんですね。
もちろん段取りだけで短縮が可能かと言われれば限界がありますが
繰り返すと1週間で1時間の短縮は可能になります。
そうすると気がつけば1週間で1時間の空きができるわけです。
1ヶ月で4時間。
ここでトラブルが起こったとしてもこの4時間で解決すれば問題がなく
さらに言うと残業でない時間というのはミスをするリスクが残業する時に比べて低いです。
急に来た残業をモチベーション高く取り組める人はそういません。
同じ元気の良さで取り組める人もいません。
と考えるとやはりトラブルの処理は残業にしないほうがいいというのが僕の考えです。
さらに言えば、出来た時間でミスがないかチェックをする。
そうして未然にトラブルを防ぐ。
そんな使い方も出来ます。
もし、ここで仕事が無いからと何もしないなら意味はありません。
中にはそういう人もいるでしょう。
でも見ていればそういう人は分かります。
そこで一言
「最近、上手く仕事してくれて時間が出来ていると思うから、トラブルがあったら対応お願いします。」
と伝えます。
こう伝えると時間がある時にはチェックをしたり、ミスが出ないような工夫をしたりしてくれるので
これで何もしなければトラブルで痛い目を見るので動いてくれるようになります。
と少し話がそれましたが、たった5分でも余裕が出来れば好循環になっていきます。
わかりやすさの為に時間を定量化しましたが、実際には
作業が慣れてくれば時間は短くなるし
体調を崩せば作業時間は伸びます。
予定通りには行かないと思いますが、この
5分でも余裕を作る。
という事の大切さが伝われば仕事が上手くいくのではないかと思います。