手がけている事業が表にどんどん出て行くに連れて
色々な所からお声がかかります。
喜びの声だったり、お話したいだったり。
これからどんどん大きくなっていく予感がします^^
【保険を考える時に必ず知っておきたい利率の仕組み】
金利には大きく分けて単利と複利があります。
年5%の「単利」であれば、100万円預けると1年後に5万円受け取ります。
次の年も100万円に1%の利率がかかります。
年1%の「複利」であれば、100万円預けると1年後に105万円となり
次の年は105万円に5%の利率がかかります。
ここまではご存知の方も多いのではないでしょうか?
友人や後輩等に聞いてみたところ
先ほど書いた事は知っていましたが、
それがどういう結果を生むのかという事は知りませんでした。
複利は計算が「面倒なので、やらない」
というのが大きな理由だと思いますね。
複利というのは時間が経つと
想像以上に大きな結果が生まれる事を
今日はお伝えしたいと思います。
1000万円を5%で10年預けた場合
単利の場合 15,000,000円
複利の場合 16,288,946円
10年で約128万円の差が生まれます。
1000万円を5%で25年預けた場合
単利の場合 22,500,000円
複利の場合 33,863,549円
25年だと約1136万円の差が生まれていますね。
ここで感じて貰いたいのは「複利」が
自分の感覚以上に、
「時間が経つ程、大きな差になる」
という事です。
分かりやすさの為に単利と複利でやりましたが
複利同士で比べてみたらどうでしょうか。
1000万円を複利で25年預けた場合
4%の場合 26,658,363円
5%の場合 33,863,549円
約721万円の差が生まれています。
で、やっと保険の話になるのですが
保険会社が主に運用している「国債」
利率は
1990年 8.0%
2013年 0.7%
となっています。
国債自体は単利と同じですが
国債から得た利息から、再度国債を買う事で
「複利」と同じ効果を得ることが出来ます。
という事で、先ほどと同じように計算すると。
1000万円を複利で25年預けた場合
8.0%の場合 68,484,752円
0.7%の場合 11,905,202円
約5658万円の差になっています。
保険会社としては、1000万という
同じ金額を集めたとしても
この23年経った今、
収益が5600万以上も減っているのです。
1000万円集めても25年で200万にもならないので
保険会社としては、大きな利益が見込めないのです。
それではこれが何処にしわ寄せが来ているかと言えば
「保険料」ですね。
世界の保険会社も
同じように自分の国の国債で運用していると仮定して
(実際はそんな事はありませんが)
を見てもらうと、どの国の保険料が高くなるかはひと目で分かりますね。
今、50代の方が25年前に入って、契約を変えていなければ
保険に入っても大きな損はせず、
ある程度のリターンが見込めました。
20代の人が同じ額をかけても
「同じようには行かない」
というのが現状です。
今日の事はとても大切なので覚えていて欲しいと思います。
こういう背景を考えると
日本の保険会社の形態というのも見えてきます。
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