最短で出世する
と言うことは
出世に必要な能力を重点的に身につけていく。
という事。
「重点的に」と書いたのは
「必要な能力だけ」身につけておいたらいい訳ではない
ということを示唆しておく。
はじめは僕自身も「必要な能力だけ」そう考えていたが
「必要な能力以外」も「個性」として必要。
当たり前の様に聞こえるかもしれないが
「その時に身につけられる事はすべて」やっておくと
後でその威力を体感できる。
その出世の形はそれぞれあると思うが
僕の場合、出世としてターゲットにしたのが
「プロジェクトマネジャー」
というポジション。
プロジェクトをまとめあげる事が必要だが、
その為には様々な能力が必要とされる。
コスト管理能力
スケジュール管理能力
コミュニケーション能力
等、まさにリーダーと呼ばれる様なスキルが無いと務まらない。
それ故、
当時も今も人材不足状態で「とりあえず」の人がやっている所も多い。
なので不況とはいえ
どんな企業でも優秀なプロジェクトマネージャーであれば欲しいと考えている。
そこで必要になるスキルは何かを調べた。
概ね先ほど上げた能力だが
僕個人としては
人心掌握も必要と考えていた。
プロジェクトを実行するのは人であるから
人に動いて貰えるような魅力的な人になること。
それも目標にした。
そうすると本には書いていないがあるスキルも必要なのではないかと気づいた。
それはプログラムを作る能力と経験。
プログラムを作った事がない人間に、プログラムを作る人達をまとめる資格はないと思っていた。
相手の気持ちを理解するには自分も経験していなければ分からないからだ。
プログラムを組んだ事が無い人から何か納得が行かない指示が出てきた時
「あの人プログラムを書いたこと無いからそんな事が言えるんだ。」
僕がプログラマーであれば間違いなくそう思う。
そもそも知らない事に
自信を持って指示を出したり決定したりすることは出来ない。
そう思った時
「プログラムもプロとして書けるレベルにしておく」
という項目が自分の中で増えた。
そして、マネジメントが出来ると言うには
「自分がプロジェクトのリーダーとしてやっていました」
と言える経験が必要になる。
これに関しては先ほどと同じで
プログラムが出来ないとリーダーは難しいのでまずは
プログラムを書けるようになる。
事を最初の目標にやっていく事にした。
僕の中の戦略として
まずはプログラムスキルを向上させ「プログラマー」として認められる
次に、プロジェクトリーダーとしてプロジェクトの一部を管理できる様になる。
何度かプロジェクトリーダーを経験したタイミングで
「プロジェクトマネージャー」を会社でやらせてもらうか、転職先に求める。
これらを最短でこなすとした。
そうして選択したのは
プログラム研修などが年に140時間もある「日本最大の研修時間」と言っていた会社。
ここであれば否が応でもプログラムの学習をすることになると考えた。
他の人間よりも先に行くには普通のやり方ではダメだと入社し、
プログラムの勉強に励む事になる。