人に説明しやすいコードを書く事。
それぞれの目標に向かってプログラムを進め、その内容を共有すること。
共有した内容を受けて更に前に進むこと。
緩いコード規約で自由に書いた結果、
出来上がってきたプログラムのクセはそれぞれ違うものの
全てが読みやすいコードになっていた。
何の説明もなしに読むのは難しいが、
30分~1時間の説明をすれば後はプログラムを読めば解決する。
そんなレベルになっていった。
コード規約が無いので、他人のコードは少しの説明と自分の力で読まなければいけないが
それが「初見のプログラムを読み解く力」に繋がり、
プログラムを読んで理解できなかった事をヒントに「伝えるプログラム」の精度を上げていった。
つまり、「個人」のスキルが上がっていった。
理想の人材と言われる
自ら考え、自ら行動できる
そういう人になっていった。
僕の想いとして
メンバーが「個」として通用する様になって欲しかった。
どんな環境に行っても活躍できるような人材になって欲しかった。
それは、僕という人についてきてくれていると言う事への「感謝」と「責任」
上司はメンバーを選べるが、メンバーは上司を選べない。
メンバーを率いる立場である以上、メンバーが関わるプロジェクトの成功と
成長の責任はリーダーにある。
そう考えていた。
もちろん、個としての成長は会社にとってもプラスになるし
個人として成長を感じる事はモチベーションに繋がる。
個として通用するようになれば、もしかしたら会社を辞める事になるかもしれない。
でも。それは個人の問題で僕が関与できる部分ではない。
逆に個人として独立出来るようになった事を僕は喜びたい。
会社を辞めたとしても良い関係であれば、辞めたあとも続いていく。
現に僕が会社を辞めたが、今でも良い関係が続いている。