スケジュールにのらない作業
スケジュールを組む上では一番厄介な存在になる。
「全部スケジュールに載せれば」と思うかもしれないが
急な修正、依頼を始め、予期せぬタイミングのバグ。
スケジュールにのらない作業はシステム開発をしている以上ついて回る。
予期出来ない上に、その物量も不明である事が大きい。
スケジュールにのらない作業に関しては「必ず発生する」事を念頭におき組んでおく事が必要。
そして、どのくらい見ておけばよいか
週単位で対応に使った時間の平均を各週に割り振っておく。
1週間に予期していなかった作業がどれくらいあったかを集計し
それを各週で出して、足して割った時間。
それが週単位の平均になる。
忙しい時期とそうでない時期が出てくるので、出来れば1年のデータが欲しいが
持っていない場合はまず1ヶ月のデータをとり、算出しておく。
例えば1週間の作業以外に対応した作業時間が週に2時間あった場合は
スケジュールは各週2時間空けておく。
完全週休2日制の職場なら、5✕8=40時間なので
スケジュールに組み入れる作業は1週間で38時間計算とすればいい。
そうすれば予期せぬ作業が入っても慌てることは無く進むことが出来るはずだ。
そして、メンバーの人間には
予期せぬ作業の為に2時間余裕をもったスケジュールにしている事を伝え
その2時間をオンスケジュールの作業に割り当てない様に注意しておく。
もし予期せぬ事は起きずに時間に余裕が出来れば、それはラッキーである。
2時間はそのメンバーの自由にしてもらえばいい。
その2時間を来週の仕事に当てて、2時間の余裕を置いておくのも良し
新しい技術の研究に使うのも良し。
ただし、1ヶ月で8時間分の修正まではスケジュールが間に合わない理由にならない事は本人に伝えておく。