スケジュールを立て直せ その1

5人で9人分の仕事量をこなす。

1人に1.8人分の仕事をいきなりさせる事は不可能だ。

どうするか

まず、思いつくのは「納期を延ばす事。」

ただ、これは最終手段。最初に使ってはいけない。

なぜか。

「時間が足りなければ延ばせばいい」

は思考を停止させる。

納期について考えなくてよくなるのだ。

これをやるならマネージャーはいらない。

スケジュール係を置いておいて、作業する人間が「何日でやります。」

と申告して、スケジュール係はそれを記録していく。

それで、すべて解決する。

こちらの都合で納期を延ばした時点でマネジメントは失敗だ。

顧客の要望が出てきて、話し合いの結果リスケジュールは失敗とはいえないが、

これも無い方向に持っていくべきである。

さて、ここから僕がやっていった事だが

まずは、一つのプロジェクトを社内ですることを断念してもらい、
代わりに外注を使う事を了承してもらう。

このプロジェクトは断続的に3人のリソースを使う事になっていた。

これが外注できれば求められるのは残るは6人分のパフォーマンスを発揮できればいい。

これを5人でどうやって乗り越えるか。

ここから、スケジュールを立て始める。

5人で普通にやったら残ってしまう1人分をどうやって引き出すのか。

そして3ヶ月先、正常なスケジュールになる様に持っていく必要がある。

正常なスケジュールは理論に基づいた期間の見積りから生まれる。

まずは全員が持っているノウハウ、スキルを把握する。

今までやってきた仕事を把握し、持っているノウハウを把握することで

必要になった時に瞬時に誰に聞けばいいかを判断できるようにした。

スキルに関してはある程度しっているが、一番問題なのが

「こういう作業を割り振った時にどれくらいの時間がかかるか」

ということ。

これに関してはすぐに把握できないことなので「測定する」事にした。

具体的には

「割り振った仕事」に対して「どのくらいの時間で出来たか」。

また、その仕事の「精度」はどれくらいか。

を測定する。

精度は、

起こったミスやバグの「安易さ」「数」

出来上がったものの「丁寧さ」

をすべてチェックする。

なぜ精度が必要かと言えば「バグが起これば即座に対応」しなければならないため

バグを多く出す人ほど「予定よりも時間が必要」になるなるからだ。

これを1ヶ月くらい繰り返せばスキルについては大体把握が出来るようになった。

スキルが把握していくと同時に「仕事の内容を把握する」

細かい所は必要ないがWebサイトを作る場合。

・どんなクライアントか
・どういう機能があるサイトにしたいと思っているのか。
・一緒に仕事をする人

は押さえた。

仕事が把握できれば持っているスキルから

作業時間を割り出す事が出来るので、それを元に必要な時間を出すことが出来た。

ただ、最初はスキルの把握が十分に出来ていなかった為、少し多めに作業時間は見積もった。

そうすると実際もう0.5人分足りない事が分かった。

多めに見積もった部分もあるが、それは「予想外」に対応するために必要な日数。

予想出来ないことが多い新米マネージャーの時は納期は多めに見積もっておいた方がいい。

0.5人増えて5人でこなさなければならない作業は6.5人分。

「正確な日数」が分かった時点で次に手を打っていく。

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